女の子みたいな可愛い名前ねと言ったら、野球をやってる息子が大好きな選手の名前なのとママは言った。
ローズくんと知り合ったのは今のところに越してきてまもなくだったと思う。
まだ子どもだったローズくんとハイパーな長女には共通点も多く、ママと黒ラブ飼いの苦労話をしたっけ。
ただローズくんのお家は近所ではないので、ごくたまにしか会わない。
長男が来てからは散歩コースも変わったりして、ここ3年くらいはぜんぜん会わなかった。
どうしているかしらね?と先日もS卿と話したばかりだった。
それが昨日、長男と散歩している時に突然ローズママに声を掛けられた。
わぁひさしぶり~!変わってないねーと挨拶をして、ローズくんは元気?と聞くと2年前に亡くなりましたとの返事。
驚いて声も出なかった。
変化に気づいた時には癌が心臓や肺にまで広がっていて、それから1週間で逝ってしまったそうだ。
レトリーバーは癌になりやすい犬種。そして我慢強い犬種だから、病気の発見が遅れやすい。食欲が落ちないので、状態が悪いと気づきにくいのだ。
ローズくんもきっとそうだったんだろう。
4歳の誕生日を目前に控えていたそうだ。
長女は8歳になったけど相変わらずハイパーのままだと言うと、ローズママはすごく嬉しそうに笑った。
そして長男の横にしゃがんで「大きいねー」と言いながら、愛おしそうに何度も撫でてくれた。そんなローズママを見ていると、胸がいっぱいになって何も言うことができなかった。
そんな私に気づいてか「ローズが亡くなってからは辛くて淋しくてね。それで新しい子を迎えたんです。」と言った。
ラブ?と聞くと、「それがね、ブルドックなの。」
えー??と言ってママと二人で笑った。意外!
でもラブを飼えばどうしてもローズくんを思い出すからだったのかもしれない。
真相はわからないけど、でもママはとても嬉しそうだった。
良かったね。安心してね。ローズくん。
また会いましょうと言って別れ、家に戻ってからパソコンで写真を探したけど見つからなかった。
でもね、私ははっきり覚えているよ。
ガッシリした(というよりちょっとおデブな)体型だったけど、目がクリクリとしてとても美形だった君を。
私が知ってる黒ラブの男の子の中でも、1・2位を争うハンサムボーイだったもの。
短い生涯だったけどいっぱい愛されて幸せだったね。
そして天国でも相変わらず爆走してるよね。
昨日我が家で咲いたバラ「ディスタント・ドラムス」を
ローズくん、君に捧げるよ。

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